オフィシャルMAME 0.264がリリースされました。ここでオフィシャルと書いているのは、かつて非公式ビルドがたくさんあった頃の名残ですね。
MAME 0.264 が準備整いました。エミュレーションの改善点の前に、今回はあなたにも関係するかもしれないデバッガの変更点があります。デバッガの printf と logerror コマンドが、エミュレートメモリからの NUL 終端文字列、小文字桁数を含む16進の数値、左揃えのフィールドなど、フォーマットの変換とオプションのサポートが増えました。これにより、デバッガスクリプトの一部で動作が変わる可能性があります。また、これ以外の一般的な変更点として、カセットテープのイメージに圧縮 FLAC フォーマットをサポートしたため、ディスクスペースをセーブできるようになりました。
新しく開発貢献をしてくれた Enzo Lmbardi さんにより、「Dribbling」のサウンドがエミュレートされました。この、クラシックなツインスティックでトップダウンなフットボールゲームは、かつてイタリアのゲームセンターではどこでも見られたものです。効果音がよりリアルな体験を加速します。比較的最近 MAME に参加したもう一人の開発者 Robin Sergeant さんは、Research Machines RM-380Z ファミリーのステート改善のため、多くの作業を行いました。このリリースではサウンドと 8 インチディスクドライブなどが追加されています。
Entertainment Enterprises 製の激レアゲーム「Vimpire」がついに吸い出しとエミュレートされました。80年代アーケードには珍しく、良ゲーとしては知られていませんでした。成功作を思い出すよりも、失敗作を忘れることが多いのはある意味面白いことです。
もしあなたがチャレンジャーなら、X11 アプリを実行するモダン Linux システムのグラフィックターミナルに、 新規エミュレートされた Visual Technology XDS-19P を使ってみましょう。これには、BootP と TFTP サーバの設定に加え、接続可能にホストシステムのセットアップも必要です。もし試すなら、覚悟が必要です。
トミーのプラレール、トミカのテレビゲームの操作系、オーディオ CD の再生の修正、EC シリーズの日本のEカラカセット残り吸い出し、などなど他にもいろいろな内容となっています。変更内容の全容は whatsnew.txt ファイルをチェック、また、ダウンロードページでソースコードと 64ビット Windows バイナリパッケージを入手できます。